こんにちは、アフロドッグです。
Xbox Game Pass for PCは、月額制のゲームをプレイし放題サービスで、『ドラクエ11』や『Age of Empires IV』『マインクラフト』といった人気ゲームをパソコンで遊ぶことができます。
Steam Linkとは、母艦(メインのゲーミングPC)のゲームをストリーミング配信することで、リモート(家の中や外出先)で遊ぶことができるサービス。
SteamLinkを使えば、手元のスマホ、iPhone、低スペックなノートパソコン、SteamDeck等でSteamのゲームを遊ぶことができます。もちろん、手元のデバイスはインターネットか家庭内LANにつながっている必要があります。
そもそもXbox Game Passには、Xbox Cloud Gamingが含まれているので、わざわざSteam Linkで遊ぶ必要がないと思われる方もいるかもしれません。
ところが、Xbox Cloud Gamingは、Xbox版ゲームのクラウド版です。PC版ゲームのクラウド版ではないんですね。なので、“Xbox Play Anywhere”対応タイトルでないと、PC版とクラウド版でデータを共有できないという問題があるんですね。
たとえば、Slay the Spireというカードゲームは、PC版とXbox版でのデータ共有ができません。そこで、PC版XboxゲームパスのゲームをSteam Linkで遊んじゃおう!ということになりました。
さらにXbox Game Pass for PCのみの契約の方が安価なので、ゲーミングPCを持っている人は、SteamLinkをつかってXbox Game Passのゲームを遊ぶほうがお得です。
この記事でできるようになること
- 『Windows版マインクラフト』をSteam Linkで遊べるようになる
- UWPアプリ(Xbox Game Pass対応ゲーム)をSteamライブラリに追加したり、Steam Linkで遊んだりできる
- Windows Storeアプリ、Reshade / SweetFXといったグラフィック処理をつかったゲーム, Originのゲーム、Epic Storeのゲーム、Uplayのゲーム、エミュレーターのゲーム、ほとんどすべてのゲームをSteamライブラリに追加できるようになる
必要なもの
- Steamを起動しておくパソコン(母艦となるPC)
- SteamLinkで遊ぶ手元の端末(SteamDeck、スマートフォンなど)
- Xbox Game Pass for PCの契約 (Amazonの公式ストアからカードを購入すると1割程度お得です)
Steam Linkを設定する
Steam Linkの設定自体はとても簡単です。
母艦(ゲーミングPC)の準備
母艦となるゲーミングPCで、Steamを起動して、設定>RemotePlayとすすみ、有効にチェックを入れます。

クライアント(手元のデバイス)の準備
手元のデバイス(スマートフォンなど)にSteam Linkアプリをインストール。SteamDeckでSteamLinkを遊ぶ場合は、インストールする必要はありません。
- Android
- iOS
わからないときは、公式ヘルプに詳しいQAがあるので確認してみましょう。
Xbox Game PassのゲームをSteamライブラリに追加する
ゲームをSteamライブラリに追加できれば、Steam Linkを起動して遊ぶことができます。
GlosSI (Global systemwide Steam Input)とは?
Steamには「非Steamゲームをライブラリに追加する」という機能が公式にあります。(補足に後述)
ところが、Xbox Game Passのゲームは、特殊なUWPアプリにあたるので普通にはSteamライブラリに追加できません。
そこで、有志が開発したGlosSIというWindowsソフトを使って、Steamライブラリにゲームを追加していきます。そうすることで、Steam Linkでゲームを起動したときに、Steam Link側のコントローラを使って遊ぶことができます。
厳密に言うと開発者は「GlosSIはSteam Link/Remote Playに対応していないので、サポート対象外」と名言しています。ところが、実際はそこそこ使えます。おそらくリモートプレイまでサポートしていると、忙しすぎるから切り捨てたのだと思います。
ちなみにGlosSIは、以前はGloSC (Global Steam Controller)として知られていましたが、GlosSIが後継の新しいソフトになります。
GlosSIのダウンロード
https://github.com/Alia5/GlosSI/releases もしくは https://glossi.flatspot.pictures/#downloads
GithubのリリースページからGlosSI最新版をダウンロードしましょう。プレビュー版のため頻繁に更新されています。
記事執筆時点では、v0.0.7.0が最新版でしたので、このバージョンをもとに記載しています。
AssetsからGlosSI-xxxxxx.zipのファイルをダウンロードします。

GlosSIのインストール
ダウンロードしたフォルダを適当なフォルダに解凍してください。Cドライブ直下とかでもいいでしょう。フォルダ名からバージョンを削除し、フォルダ名を「GlosSI」にリネームします。
C:\GlosSI

フォルダの中に
- ViGEmBusSetup_x64.msi
- HidHideMSI.msi
この2つのインストーラーが入っているので、それぞれダブルクリックしてインストールします。
SteamライブラリにXbox Game Passのゲームを追加
フォルダ「GlosSI」内にある、GlosSIConfig.exeを起動します。
右下の+をクリック。

Xbox Game Passのゲーム(マインクラフト等)を追加したい場合は、UWP APPをクリックします。もし、他のアプリ(Epic Storeなど)を選びたい場合は、WIN32 Programを選びます。

このようにインストールされているゲーム一覧がでますので、追加したいゲームを探しましょう。

デフォルトの設定のまま、DONEをクリック。もし名前を変更したいなら、Nameのところを好きな名前に変えます。ローマ字でもいいので、アルファベットが無難だと思います。

ライブラリについかするために、オレンジで囲ったSteamライブラリへの追加アイコンをクリックします。

Steamを再起動して、ライブラリに好きなゲーム(下の画像ではマインクラフト)が追加されていれば成功です。

以上です!
楽しいSteamライフをお過ごしください。
(Windowsストアのアプリってなんでこんなに扱いがややこしいんだろう…)
補足:普通のインストール型ゲームをSteamライブラリに追加する方法
ちなみにROMで売ってるようなインストール型のゲームは、Steamライブラリから「非Steamゲームを追加」で簡単に追加できます。Xbox Game Passのゲームは特殊なため上記のような方法を取る必要があります。念のため。

コメント
GlosSIの記事、とても参考になりました。お陰様でpc gane passのゲームをsteamのコントローラー設定を適用出来るようになりました。感謝感激雨霰です。